【資金調達】世界初の涙液によるがん検出「TearExo法」を開発する株式会社TearExo(神戸市)が、総額5,000万円の資金調達を実施
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【資金調達】世界初の涙液によるがん検出「TearExo法」を開発する株式会社TearExo(神戸市)が、総額5,000万円の資金調達を実施
世界初の涙液によるがん検出「TearExo法」を開発する株式会社TearExo(神戸市)が、総額5,000万円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先はシードラウンド・リードVC神戸大学キャピタルなど4社だそうです。
世界初(※1)の「涙液」によるがん検出事業の拡大加速に向けて「株式会社TearExo」が資金調達を実施
株式会社TearExoについて
株式会社TearExoの企業概要
【代表】
代表取締役 堀川 諒/神戸大学大学院卒
【所在地】
兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
【設立】
2022年4月21日
【事業内容】
分子認識材料を用いたリキッドバイオプシーの研究・開発・製造・販売
【公式サイト】
https://tearexo.jp/
TearExo法とは
TearExo法は、涙液中に含まれるエクソソームを前処理なし・高感度・迅速・簡便・低コストで検出可能な神戸大学発の技術です。
血液ではなく、簡単に自己採取できる「涙液」を検体として用いることで、検体採取の痛みや検査の苦痛、病院への来院予約の手間などを減らし、検査ハードルを下げることができます。
詳細は、障害動画をご覧ください。
J-Startup KANSAI認定スタートアップ
TearExo社は、2022年に関西の有望なスタートアップを地域ぐるみで支援する事業「J-Startup KANSAI」に選定されています。
資金調達の目的と背景
現在同社は、がんの中でも、女性の9人に1人が罹患し、女性が最も罹患しやすいがんである、乳がんに着目しているそうです。
乳がんは新規罹患者が年間9万人以上と多い一方、早期発見できれば90%以上が命を落とさないと言われているものの、検査のハードルの高さから、日本のマンモグラフィー受診率は50%に満たず、乳がんによる死亡率は年々上昇しています。
そのため、いつでも、どこでも、誰でも検査が可能で、簡便・迅速・低コストで高い精度を持つ検査ハードルの低いがん検出法が強く求められているそうです。
このような背景下、「涙液」によるがん検出法の社会実装を加速するために、今回の資金調達を行ったそうです。