glafit株式会社がマイクロモビリティ市場創出に向けて、約10億円の資金調達を実施

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glafit株式会社がマイクロモビリティ市場創出に向けて、約10億円の資金調達を実施

マイクロモビリティの開発から販売まで⼀貫して⼿掛ける glafit株式会社は、トヨタ⾃動⾞が出資し、スパークス・グループが運営する未来創⽣ 2 号ファンドをリード投資家とするシリーズ B ラウンドにて、ベンチャーキャピタル、事業会社、個⼈投資家を引受先とする第三者割当増資を⾏いました。

調達額はおよそ10億円とのことです。

出典:glafit株式会社プレスリリース

 

glafit株式会社とは

glafit株式会社は2017年に設立された和歌山県のスタートアップ企業です。

マイクロモビリティと呼ばれる「HYBRID BIKE GFR(以下、GFR) 」と「X-SCOOTER LOM(以下、LOM)」 の開発・販売を行っています。

【GFRとは】

GFR は、

クラウドファンディングで話題となった、新しい乗り物(*1)で、外⾒は折りたたみ⾃転⾞、中⾝は原付バイクとして⾛⾏できる「ハイブリッドバイク」です。
また、この GFR は、単に2つの既存モビリティを融合させただけではなく、既存の概念を覆し、利便性を⼤幅に向上させた乗り物と⾔えます。
GFRには⾃転⾞と同様ペダルがついており、⾃転⾞として⾛⾏する際には⾃転⾞扱い(*2)となり、原付バイクとして⾛⾏する際には、原付バイク扱いとなります。

とのこと。(走行に際しては保険への加入やナンバー登録などさまざまな注意点がありますので、確認が必要です。)

【LOMとは】

LOMは、

昨今流⾏しているキックボードに似た外観ですが、既存のキックボードとは⼀線を画しており、スクーターから着想を得ております。
そのため、『⽴って乗るスクーター』といえる程強固な作りになっており、段差や窪みでつまずきにくい、安定した乗り物です。

とのこと。

 

出典:glafit株式会社公式サイト

GFRやLOMは以前よりクラウドファンディングを行っており、2017年時のクラウドファンディングでは、当時日本一となる1億2600万円の調達に成功。大きな注目を集めていたようです。

また、100%電動エネルギーを動力としていることによる静音性や環境への配慮や、車体折りたたみによるコンパクトな持ち運び、最先端技術を活用した指紋認証システム搭載など、乗る人のことを考えた機能を搭載しています。

出典:glafit株式会社makuakeサイト

 

今回の資金調達の背景と今後の展開

資金調達の背景と今後の展開としては、下記のように発表されています。

今回の資⾦調達を通じて、当社はさらなるプロダクト開発を進め、さらに、マーケティングを積極化して参ります。
新しいプロダクトは、GFR または LOM では捉え切れなかったニ ーズを満たし、世の中に新たな驚きと感動を提供いたします。
また、マイクロモビリティを利⽤しやすい環境整備(法律、⾛⾏レーン、シェアリングなどの乗り⽅に関する規制や仕組み)を主導することで、マイクロモビリティのリーディング・ カンパニーを⽬指します。

出典:glafit株式会社プレスリリース

 

マイクロモビリティの口コミや将来性

GFRやLOMはけっこう走っている方がいるんですね。(私は田舎住まいなので、見たことがありませんでした)

乗り心地も良いようで、一度乗ってみたくなります。

うちは田舎なのでコンビニやスーパーもちょっと歩くんですが、そういうときにわざわざ車を出すのも面倒ですし、手軽でめちゃくちゃ便利だなぁと思います。

 

 

ただ、問題は今回の資金調達の背景にも書かれているけれど、やはり環境整備の面でしょうか。

私は日常的に車を運転するのですが、車を運転する側からすると、このようなマイクロモビリティと同じ車道を走るのは、まだ法整備がきちんとされていない現状はちょっと怖いかなと感じてしまいます。

また、マイクロモビリティを運転するのも、少し技術が必要な様子ですね。

今回の資金調達額は10億円と、かなり大きなものとなっています。

その資金を生かし、マイクロモビリティがもっともっと使いやすい世の中になっていったら良いなと思います。