京都スタートアップ15社を採択!海外展開を支援する「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」とは
目次
京都スタートアップ15社を採択!海外展開を支援する「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」とは
京都市が実施する「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」において、2026年度(令和8年度)の採択企業15社が決定しました。
本プロジェクトは、京都市内のスタートアップ企業を対象に、海外展示会への出展や海外企業とのビジネスマッチングなどを通じて、海外進出・販路拡大・売上確保を支援する取り組みです。
事業の運営は、アクセラレーター・ベンチャーキャピタルのPlug and Play Japanが担います。
令和8年度「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」において15社を採択

出典:Plug and Play Japan株式会社 プレスリリース
京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクトとは?
「京都スタートアップ・海外展開支援プロジェクト」は、京都発のスタートアップが海外市場へ進出し、グローバルに成長することを目的とした支援事業です。
支援対象は大きく2つに分かれています。
- 海外進出に初めて挑戦する、または海外進出の初期段階にあるスタートアップ
- すでに海外展開に着手しており、本格的な海外進出を目指すスタートアップ
2025年度は11社が採択され、個別マッチング支援では、業界特化型展示会への参加などを通じて合計117件の商談機会が創出されました。
2026年度は採択企業を15社に拡大し、企業ごとのニーズに合わせた伴走型支援を強化します。
詳細については、京都市公式サイトをご覧ください。
2026年度に採択された京都のスタートアップ15社
今回採択された企業は、AI、医療・バイオ、半導体、再生医療、環境、地域観光など、幅広い分野で事業を展開しています。
海外進出チャレンジ支援
WMATCHA&CO.合同会社
日本茶の生産者と海外カフェをつなぐ取引プラットフォームを展開しています。
ペンタリンク株式会社
次世代養蚕プラットフォームを通じて、生物由来タンパク質素材産業の創出を目指しています。
株式会社TerraInsight
水資源リスクを予測・可視化し、企業や組織の意思決定と適応策を支援する統合水資源管理プラットフォームを提供しています。
株式会社マリ
非接触で生体情報を取得できるデバイスの医療機器化や、民間分野での活用を進めています。
Almaprism株式会社
ゲームプレイ時の行動ログを分析し、プレイヤーの考え方や取り組み方の特徴を可視化するデジタルアセスメント「ARC」を開発・提供しています。
Smart Tissues株式会社
慢性創傷の治癒促進と感染リスク低減を目指す、再生医療用バイオマテリアルを開発しています。
海外ビジネス個別マッチング支援
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ
中性子線育種を活用し、植物・微生物・細胞の高機能品種開発を支援しています。
トレジェムバイオファーマ株式会社
生体が持つ潜在的な再生能力を引き出す歯再生抗体医薬の研究開発を行っています。
株式会社イクスフォレストセラピューティクス
RNAを標的とした低分子創薬の基盤技術を提供するとともに、自社医薬品の開発を進めています。
クアドリティクス株式会社
ウェアラブルデバイスを活用し、てんかん発作を予知して患者やケアギバーに知らせる「てんかんアラーム」の開発に取り組んでいます。
BTB Therapeutics, Inc.
依存性のない新しいメカニズムの非オピオイド鎮痛薬の開発を進めています。
株式会社FLOSFIA
次世代パワー半導体「GaO®(コランダム型酸化ガリウム)」のデバイス開発・製造・販売を行っています。
リジェネフロ株式会社
腎臓・肝臓・膵臓の難病を対象に、再生医療とiPS創薬を活用した治療法の開発・提供を目指しています。
株式会社 Geek Guild
企業向けAIインフラ「Cache AI」を開発・提供しています。
LLM推論を活用する問い合わせ対応や業務処理の低コスト化・高速化を目指しています。
株式会社Stroly
イラストマップを活用して地域体験を高め、利用者の行動変容を促すプラットフォームを提供しています。
主な支援内容は2種類
1. 海外進出チャレンジ支援
海外進出の初期段階にあるスタートアップを対象とした支援です。
海外テックカンファレンスへの出展に向けて、以下のようなサポートが行われます。
- 支援対象企業の選定
- 海外展示会への出展準備
- 事前レクチャー
- 商談への同席
- 出展後のフォローアップ
2026年度は、ドイツ、シンガポール、アメリカで開催されるイベントへの参加が予定されています。
主な海外展示会・イベント
- Bits & Pretzels(ドイツ・ミュンヘン)
- SWITCH(シンガポール)
- Silicon Valley November Summit(アメリカ・シリコンバレー)
海外市場に初めて挑戦するスタートアップにとって、海外企業との接点を作る機会となります。
2. 海外ビジネス個別マッチング支援
すでに海外展開を始めており、今後さらに海外進出を拡大したいスタートアップを対象とする支援です。
商談候補企業のリストアップから、海外展開戦略の立案、海外渡航、現地商談、契約獲得まで、企業ごとの状況に応じた伴走型支援が行われます。
参加する海外展示会についても、各スタートアップの事業内容や海外展開ニーズを踏まえて選定されます。
2026年度には、以下の展示会への参加が予定されています。
- SEMICON India 2026(インド・ニューデリー)
- Tough Tech Week 2026(アメリカ・ボストン)
- BioFuture(アメリカ・ニューヨーク)
- BIO-Europe(ドイツ・ケルン)
京都のスタートアップが海外展開を目指す背景
今回の採択企業を見ると、京都のスタートアップには、AI、医療・バイオ、半導体、再生医療、環境、地域資源など、海外市場との親和性が高い技術・サービスを持つ企業が多く含まれています。
一方、スタートアップが海外進出を実現するには、海外企業との接点づくりだけでなく、現地市場に合わせた戦略立案、商談、契約、展示会出展後のフォローアップなど、複数のプロセスが必要になります。
今回のプロジェクトでは、単純に海外展示会へ出展するだけではなく、企業ごとの海外展開段階に応じて、準備から商談、契約獲得までを支援する点が特徴です。
