【資金調達】神戸大学発のAIスタートアップ株式会社テラアクソン(神戸市)が、シリーズAラウンドで約1億円の資金を調達
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【資金調達】神戸大学発のAIスタートアップ株式会社テラアクソン(神戸市)が、シリーズAラウンドで約1億円の資金を調達
神戸大学発のAIスタートアップ株式会社テラアクソン(神戸市)が、シリーズAラウンドで約1億円の資金を調達しました。
今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先は神戸大学キャピタルをリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル等となるそうです。
また、今回の調達により、累計資金調達額は約1.3億円となるとのことです。
神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」がシリーズAラウンドで、約1億円の資金を調達
株式会社テラアクソンについて
企業情報
株式会社テラアクソンは、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の事業化社会実装を目的に、2022年5月に設立された、神戸大学発のスタートアップです。
株式会社テラアクソンが進める研究及び提供サービス
株式会社テラアクソンでは、下記の研究開発及びサービスを提供しています。
研究
①AIのプライバシー侵害に関する研究
私たちはAIとプライバシーの関係に注目し、AIが意図せずに人のプライバシーを侵害したり許可なく個人情報を伝達することの無い様、プライバシー保護技術の研究を行います。
②AIの倫理侵害に関する研究
私たちはAIと人のコミュニケーションにおいて、AIが人を傷つけたり心理的操作に繋がるリスクに注目し、AIが倫理観を持った行動をする様、モラル保護技術の研究を行います。
③AIの持続的な運用に関する研究
AIも人と同じく、日々の時間経過の中で能力と倫理がバランスよく成長する必要があります。私たちは持続的なAIの運用に向けた、継続学習技術・連合学習技術の研究を行います。
サービス
①AIとウェルネス
人のAIが共生し、人々の健康を支えるサービス。
健康に関わる機微なデータを適切に保護しながら、健康をモニタリングし適切な助言を行います。
②AIとセーフティ
人のAIが共生し、人々を犯罪から守るサービス。
金融情報等の機微なデータを適切に保護しながら、最新の手口を学び犯罪を発見・防止します。
③AIの持続的な運用
企業や行政に代わりAIの持続的な運用を担うサービス。
顧客が自立し持続的な運用を担うための人材育成支援を並行して提供します。
今回の資金調達の目的
今回の資金調達により、研究開発力と製品化力をより高め、人材や組織の強化を行うそうです。
テラアクソンのプラットフォームを支える、Continual Learning、Federated Learning、人工知能のセキュリティ関連技術、データ秘匿関連技術対策技術は発展途上のDeep Techであり、研究開発力と製品化力こそが成長につながります。
研究開発では、国内外で研究開発人材(データサイエンティスト)の採用を進めるとのこと。
大学や企業との共同研究体制も進め、Deep Tech研究エコシステムの中核を担います。
製品化については、テラアクソンの持つ人工知能の開発/保守に係る技術を、高いユーザビリティを持つ製品とし、DX関連製品開発に強い企業との連携をしていくそうです。