関西若手起業家ピッチコンテスト「U-25 kansai pitch contest vol.6」に参加してきました

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関西若手起業家ピッチコンテスト「U-25 kansai pitch contest vol.6」に参加してきました。

U-25 kansai pitch contest vol.6

「U-25 kansai pitch contest vol.6」に参加してきました。

場所は2021年4月に開設された「アンカー神戸」というコミュニティスペース。
阪急三宮直結の阪急三宮ビル15階のワンフロア200坪!賃料が気になるところです。
神戸の基幹コミュニティスペースになるんでしょうね。

コンテストの登壇者は8名で全員25歳以下

1.上 ひかり(Cocoro direct 代表)

京都工芸繊維大学在学。自身の経験からメンタルヘルス患者の医療機関選びの課題を発見し、医療選びでストレスを抱えるメンタルヘルス患者のための相談所サービス「Cocoro direct」を考案。患者の症状や希望する治療法を、電話で丁寧に聞き取り、最適な医療機関を探して予約を行う。適切な治療法を、患者に負担の少ない画像や音声メディアで“厳選して提供”し、回復まで寄り添ったサービスを目指す。

感想
メンタルヘルスの相談サービスです。

メンタルヘルスの病院って複数渡り歩くケースが多いみたいです。
病院に行っても診療時間は短くて薬を出してもらいに行くような感じなんですね。
選び方も口コミサイトになっていてなかなか納得感が持てない。
病院は相談場所にはなっておらず、一人で悩むケースがあるそう。
そういった時にカウンセリングをしてもらえるサービス。

相談サービスって最近増えていますが、転職や不動産などと違って、お金を生む相談ではないのでマネタイズはちょっと苦労しそうです。
採算取れるように仕組み化出来るかが課題に感じました。

2.大野 陽菜(海と僕。 代表)

兵庫県立大学在学。世界的に深刻な社会課題である海洋プラスチック問題の解決を目指し、日本が廃プラスチックを途上国に押し付けず、国内で処理できるようにする。ペットボトルの消費を減らすために、誰でも、今日からできることとして、マイボトルの使用を普及させ継続しやすい環境の構築を目指している。

感想
プラスチックを減らすことを目的にマイ水筒を持つ文化にしよう。
おしゃれなマイ水筒を売っていくようです。

小泉環境大臣もちょうどマイ水筒持とうと言っていて、タイムリーなテーマです。

今はSNSでマイ水筒を広げる活動をしています。
マイ水筒自体の市場はこれから増えていくでしょうし、
その時にマイ水筒のショップとして立ち位置を確立出来ればいいですね。

3.小島 怜(OYAOYA 代表(株式会社Ggrow COO))

立命館大学卒。学生時代に株式会社Ggrowを創業。食品ロス削減と農業存続支援を目指し、京都北部京丹後産の規格外野菜を使用した乾燥野菜ブランド「OYAOYA(おやおや)」を手掛けている。「おいしい農ある暮らし」を消費者に届け、農業を身近に感じるサービスを提供することで、若手農家の支援し、地域における農業の持続モデルの構築を目指している。

感想
規格外野菜を乾燥野菜にして販売するブランドを展開しています。
糖尿病の人とかでも食べれるようにしているとのこと。

普通に売っても大手メーカーの野菜チップスには敵わないですが、
無農薬、無塩など売り方次第で全然可能性あるんじゃないでしょうか。

CPAとLTVを考えるとLPしっかり作ってサブスクモデルで売ってみてはいかがでしょう。

4.高砂 好(Lv.Genome 共同代表)

神戸大学卒。アトピー患者の最適な治療をサポートするPHRサービス「at-self(アトセルフ)」を提供。患者の生まれ持った肌質や肌疾患リスクを可視化する遺伝子検査と、簡単に治療経過を残すことができるアプリを活用して、皮膚科医と患者が双方向に会話し、個人の生活に根ざした治療方法を設計することをサポートする。

感想
アトピー患者の治療をサポートしてくれるサービス。
アトピー治療もメンタルヘルスと同じような課題があるんですね。
治療法を求めて病院を転々としがちでなかなか長い時間診断をしてくれない。

カウンセリングの時間を増やしても病院の売上が増えないので、なかなかカウンセリングの時間を増やすモチベーションが病院側も沸かない。
結果、薬を出すだけになってしまう。

何にアレルギーも持っているか遺伝子検査を行い、相談出来る場所を作ってくれます。

民間治療も含めてアトピーってめちゃくちゃ治療法があります。
そのどれが効くかなんて患者側は分からない。

アトピー治療にお金をめちゃくちゃ掛けている人も知っていますので、しっかり設計出来ればこの相談サービスは流行りそうです。

5.信原 勇太(Coolin’s 代表)

同志社大学在学。ホテル/ビル清掃業の運営団体「Coolin’s」を設立し、「我々のサービスを通じて世界中の人々を幸せにする」というミッションのもと、上場を見据えて法人化を目指している。実家が散らかっており生活に集中できなかった自身の経験から、家が片付かず困っている人を救うためのサービスを開発中。

感想
断捨離を手伝う、ダンシャリズム。
マネタイズポイントはリユースだと思います。

すでにリユースは市場があるのでそこに違った視点で切り込めれば強い。
LPしっかり作り込んで、広告出稿してリード取っていくモデルですね。

ダンシャリズムって響きはおしゃれだけど、ニーズがあるのって高齢者だと思うので、その層に向けて訴求が必要そうです。
ピッチでは30代から40代の女性がターゲットということですが、この年代の女性だったら自分で片付けそうな気がします。

実際にやってみて、どの層の数字が良かったか教えて欲しい!

6.平松 寛基(Conscious 代表)

神戸大学卒。不安や孤独が蔓延る社会に課題を感じ「窮屈な社会からの逃げ場をつくる」をコンセプトに、神戸発、チルスナックブランド(CBDのお菓子に特化したブランド)「Conscious(コンシャス)」を手掛けている。CBDとは麻由来の成分の1つ。不安・不眠・うつ・ストレスの改善を目的に使われることが多く、欧米ではウェルネスの観点で注目されている。現在はキャンディ、グミ、チョコを販売中。

感想
CBD入りのキャンディ、グミ、チョコを販売しています。
今回のピッチまでCBDという用語を知りませんでした。
大麻の成分にはCBDとTHCの2種類あって、CBDはリラックス効果、THCはハイになる効果があるみたいです。

今はまだCBDは取り扱いが法律で決まっていなくて、グレーゾーンみたい。
CBDはオイルとして使うのが主流みたいで、お菓子として食べるのはちょっと難易度が高いかも。
タバコをお菓子を食べてるようなもので、タバコはタバコ、お菓子はお菓子として楽しみたい気がしますがどうなんでしょう。

7.前田 慶士郎(Bridge UI 株式会社 取締役CMO)

広告代理業務やITインフラ導入業務を経て、生体情報をもとにストレスを可視化し、人間とコンピュータのシームレスな繋がりを実現する企業、Bridge UIを共同創業。UIやUXの定量的な評価技術を確立すべく研究開発している。現在は財務とITに関する知見を生かし、同社取締役CMOを務める。U-22プログラミングコンテスト受賞など。

感想
UI改善サポートのツール。
この分野で有名なのはプレイドのカルテとかですね。

Bridgeではサイトを使っている時に耳にイヤホンをつけ、生体情報を取って可視化するみたいです。

まだまだ研究中ということです。
マネタイズするにはこのツールを使って改善した事例が欲しいところ。

8.山岡 源(株式会社fixU CEO)

関西学院大学卒。大学在学中に株式会社美学生図鑑にてデータアナリストとして活動後、one knot trades株式会社にてコワーキングスペース、貸し会議室のシステム化による収支改善を実現。同社からスピンアウトして株式会社fixUを設立。ワーキングスペース等の店舗の無人化を行うサービス「fixU(フィックスユー)」を提供。アプリによる入店管理や決済の自動化で無人化を実現する。

感想
コワーキングスペース運営は人件費が重しになります、
システムを入れることによって無人化を行い月60万円のコストが6万円に抑えられるということ。
すでに18事業者23店舗に導入されて、商談も27店舗で進んでいる。
将来的にはフィットネス、サロン、アミューズメントにも導入することを目指している。

一言でいうと完成されたプレゼンでした。
実際にすでに使われており、何もいうことないです。
コワーキングスペースって儲かってないところが大半です。
無人化することによってコストが抑えられ収益化出来たら素敵です。

受賞結果

結果は以下でした。

最優秀賞:山岡 源さん
優秀賞:高砂 好さん
アシックス賞:上 ひかりさん
神戸新聞社賞:大野 陽菜さん
阪神不動産賞:前田 慶士郎さん
三井住友銀行賞:山岡 源さん
りそなグループ賞:平松 寛基さん

株式会社fixUの山岡さんは納得ですね。
実際にすでに複数店舗で有料で顧客がついているのは大きい。
ピッチで評価される基準として事例と根拠となる数字が大事でそれに見事に答えていました。

ピッチ動画

毎回ピッチの様子はYouTubeに動画が上げられているので、Vol.6の動画もその内上がると思います。

ちなみに「U-25 kansai pitch contest」の第5回の動画

次回は2月開催

U-25 kansai pitch contest は半年に1回開催されています。
次回は2022年2月開催予定!