船の自動運転技術開発スタートアップの株式会社エイトノット、シードラウンド1stにて1億円の資金調達を実施
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船の自動運転技術開発スタートアップの株式会社エイトノット、シードラウンド1stにて1億円の資金調達を実施
船の自動運転技術開発スタートアップの株式会社エイトノットがシードラウンド1stにて1億円の資金調達を実施しました。
J-KISS型新株予約権方式となり、引受先はDRONE FUND、15th Rock Ventures、リアルテックファンドです。
今回の調達により、累計資金調達額は1.5億円となったとのことです。
船の自動運転技術開発スタートアップ 株式会社エイトノット、シードラウンド1stにて1億円の資金調達を実施
株式会社エイトノットについて
株式会社エイトノットは、「ロボティクスとAIであらゆる水上モビリティを自律化する」ことをミッションに、2021年3月に設立された自律航行技術開発スタートアップです。
株式会社エイトノットの概要
【会社名】株式会社エイトノット
【所在地】堺マリーナオフィス(本社)/大阪府堺市堺区北波止町10
【設立】2021年3月8日
【代表取締役 / 共同創業者】木村 裕人
【事業概要】水上モビリティの自律航行システム開発
【情報発信】企業の情報発信は主にnoteを利用されているようです。
株式会社エイトノット公式note(https://note.com/8kt/)
株式会社エイトノット代表は木村 裕人氏
木村 裕人氏は、カリフォルニア州立大学を卒業後、アップルジャパン、デアゴスティーニ・ジャパン、バルミューダなどの大手企業に勤務後、フリーランスを経て株式会社エイトノットを起業されたとのこと。
デアゴスティーニ・ジャパンでは「ロビ」をはじめとするロボティクス事業の責任者を務めるなど、ロボット開発の優れた開発力をお持ちです。
ボートやSUP、ダイビングなどマリンレジャーを趣味とする木村 裕人氏は、「自動航行できる船が増えれば、人やモノの移動がもっと便利になるのではないか」との想いから企業に至ったそうです。
株式会社エイトノットが実現を目指す自律航行とは
株式会社エイトノットでは、オンデマンド型水上交通で移動をもっと手軽にすることを目指しています。
ロボティクスの専門家集団である開発チームは、小型船舶に搭載されたセンサーが情報を集め、その情報をもとにAIがモーターを操作し、船の進む方向やスピードをコントロールする技術を開発しました。
自律化が進むことで、水上モビリティの安全性、利便性、経済合理性の向上を図ることができ、四方を海に囲まれた日本において、旅客・物流の既存産業へ新たな移動・輸送手段となることが期待されるとのことです。
この取り組みは大きな注目を集めており、NHKでの取材を受けられていました。
また、すでに広島県大崎上島では実証実験が行われています。
今回の資金調達の目的と資金使途
株式会社エイトノットでは、今回の資金を下記の使途に利用するとのことです。
・ロボティクス及びAIに精通したエンジニアリングチームの強化
・EVロボティックボート活用した事業開発チームの強化
・自律航行機能を備えた小型船舶の開発
・遠隔監視システムの開発
・事業化を見据えた実証フィールドでの航行試験
2025年の自律航行無人船の社会実装を目指し、事業活動を加速させていくとのことです。