【資金調達】ビフィズス菌を用いた経口ワクチン技術を開発する株式会社イムノロック(神戸市)が、シードラウンドBで総額1億400万円の資金調達を実施

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【資金調達】ビフィズス菌を用いた経口ワクチン技術を開発する株式会社イムノロック(神戸市)が、シードラウンドBで総額1億400万円の資金調達を実施

ビフィズス菌を用いた経口ワクチン技術を開発する株式会社イムノロック(神戸市)が、シードラウンドBで総額1億400万円の資金調達を実施しました。

今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先は大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社や株式会社神戸大学キャピタルなどだそうです。

第三者割当増資によるシードラウンドB総額1億400万円の資金調達完了のお知らせ

出典:株式会社イムノロックプレスリリース

 

株式会社イムノロックについて

同社はビフィズス菌の特性を利用した新規経口ワクチンプラットフォーム技術を有し、神戸大学発のベンチャー企業として2021年に設立されました。

株式会社イムノロックの企業概要

【所在地】
神戸市中央区楠町7-5-1

【代表】
代表取締役 CEO 白川 利朗/神戸大学医学部卒

【資本金】
181,200,000円(資本準備金含む)

【公式サイト】
https://immunorock.com/

 

ビフィズス菌を用いた経口ワクチン技術とは

同社は現在、経口のがん治療ワクチン(B440)と新型コロナウイルス予防ワクチン(BCOV332)の開発に取り組んでいるそうです。

B440はがん免疫の主役である細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)を強力に誘導することが実験動物を用いた前臨床試験で確認されているとのこと。

また、現在、代表的ながん免疫療法剤として普及している免疫チェックポイント阻害剤との併用による相乗効果も前臨床試験で確認しているそうです。

経口がん治療ワクチン(B440)の作用機序:

経口投与された B440 は腸管上皮中の M 細胞からパイエル板中の樹状細胞に取り込まれ腸間膜リンパ節に移動します。

B440 が提示していた抗原タンパク(腫瘍抗原 WT1)は樹状細胞内で処理され、その断片が樹状細胞表層に抗原提示されます

この抗原提示樹状細胞がリンパ節内のリンパ球を活性化し、がん細胞を攻撃する細胞傷害性 T 細胞を誘導します。

 

今回の資金調達の目的

今回の増資により、同社はB440の臨床開発を加速させ、世界初の経口でのがん免疫療法剤であるB440を1日でも早くがんに苦しむ患者様のもとに届けられるように社員一同一丸となって研究開発を進めていくそうです!