着物アップサイクルブラン ド「季縁-KIEN-」を運営している株式会社季縁が、第三者割当増資による資金調達

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京都発スタートアップの株式会社季縁が、第三者割当増資による資金調達を実施

株式会社季縁が、第三者割当増資よる資本調達を実施しました。

調達額や調達先は公開されていないようです(今後、情報が公開されれば追記いたします)

京都発スタートアップの株式会社季縁が、第三者割当増資による資金調達を実施

出典:株式会社季縁プレスリリース

 

株式会社季縁とは

伝統⽂化/⼯芸の維持活動の⽀援、ヴィンテージ着物ドレスの販売などを行っている株式会社季縁は、京都発のスタートアップ企業。

主たる事業として、京都発の着物アップサイクルブラン ド「季縁-KIEN-」の運営を手掛けています。

季縁-KIEN-は、昭和50〜60年代に作られた留袖を中⼼に、状態がよく、美しい柄の着物をセレクトしオートクチュール ドレスやワンピースなどにアップサイクルすることで、現代の⾐⽣活にフィットする新しい着物の楽しみ⽅として現代に ご提案しております。 また、⼤切にされているけれど、普段はタンスの中に閉まったままになっているお着物の持ち込みでの製作も 受付しているとこのことです。

◆季縁-KIEN-のコレクションの一部

出典:株式会社季縁プレスリリース

 

今回の資金調達の用途

今回の資金調達の用途としては、次のように発表されています。

今回の調達資金は経営基盤の強化と共にオリジナル商品の開発、プロモーションなど、コンシューマー事業の成長のために使用される予定です。また、積極的に人材の雇用を行い、外部事業パートナーとの提携も推進してまいります。

とのこと。

季縁-KIEN-は2021年10月に伊勢丹新宿店、11月には阪急百貨店うめだ本店でのPOP-UP STOREが開催されることもあり、注目が高まってきているのではないでしょうか。

 

着物文化を継承する難しさ

私自身は着物が好きで自分で着付けできますし、子供の行事にもできる限り着ていきます。

でもそれは自分で好きなように着れるからであり、ほとんどの方は「着付けにお金がかかるから着られない」「着物は高いし保存も大変」など、着物を着るということに対してハードルの高さを感じているのではないでしょうか。

ですが着物はとても奥が深く、柄の意味合い、そして素材や染めや刺繍の技術は本当に素晴らしいもので、後世にもずっと残ってほしいと本当に思います。

季縁-KIEN-は着物ではなく洋服となり形は変わりますが、それが生地の着心地の良さへの発見だったり、柄に込められた意味への理解だったり、どんなことでも良いので、着物への興味・関心につながれば良いなと着物好きから見ると思います。

ただ私は着物が好きなので季縁-KIEN-に対して好意的に見ていますが、普段着物を着ない方から見ると着物ドレスに対して、どのような感想を持つのか気になります。

感想など、コメントで教えてください。