【資金調達】がん治療薬・創薬支援技術の研究開発を行う株式会社HOIST(大阪府吹田市)が、総額8億円の資金調達を実施
目次
【資金調達】がん治療薬・創薬支援技術の研究開発を行う株式会社HOIST(大阪府吹田市)が、総額8億円の資金調達を実施
株式会社HOISTは、シリーズAラウンドにて、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)他を引受先とする総額8億円の第三者割当増資を実施しました。
株式会社HOISTについて
株式会社HOISTの企業概要
HOIST社は、がん治療薬および創薬支援技術の研究開発を行う大阪大学発のバイオベンチャーです。
【企業名】
株式会社HOIST
【所在地】
大阪府吹田市山田丘2番8号 テクノアライアンスC棟
【代表者】
代表取締役社長
柿沼 千早 (和歌山県立医科大学 次世代がん創薬共同研究講座 教授)
【設立】
2019年5月
【事業内容】
1.医療用医薬品の研究開発、製造、販売並びにコンサルティング
2.創薬ツールの研究開発、製造、販売並びにコンサルティング
3.産学連携に関するコンサルティング
4.ヘルステック製品の研究開発、製造、販売並びにコンサルティング
5.インターネットを利用したヘルスケア各種情報提供サービス 創薬支援事業およびがん治療薬創薬事業
【公式サイト】
https://hoist-jp.com/
創薬支援事業およびがん治療創薬事業を展開
HOIST社では膀胱がん治療薬の開発を進めており、適用する無機化合物の特徴により、既存薬と比較して有効性ならびに安全性で上回ることが期待されているとのこと。
加えて、新しいターゲットであるエピトランスクリプトミクス創薬の研究開発を推進し、革新的ながん治療薬の創出を目指しているそうです。
また、 創薬支援技術では患者腫瘍組織移植マウスモデル(PDX)および患者腫瘍組織から直接樹立された初代培養細胞(PDC)に関する製造/特徴情報の付与技術をさらに発展させ、同所移植PDXモデルの開発に取り組み、さらに予測性の高いモデルを提供するとのこと。
また、自社開発のがん治療創薬にも適用することで、臨床試験の成功確率アップという事業シナジーを見込んでいるそうです。
今回の資金調達の目的と背景
HOIST社では、今回の資金調達により経営基盤の強化を図るとともに、膀胱がん治療薬、新しいターゲットであるエピトランスクリプトミクス創薬の研究開発を推進し、革新的ながん治療薬の創出を目指していくそうです。