“指先で考えるロボットハンド”の実現に取り組む株式会社Thinkerが、1億円の資金調達を実施
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“指先で考えるロボットハンド”の実現に取り組む株式会社Thinkerが、1億円の資金調達を実施
“指先で考えるロボットハンド”の実現に取り組む株式会社Thinkerが、1億円の資金調達を実施しました。
本日、Thinkerが大阪大学ベンチャーキャピタルから1億円の資金調達を行いました。
来夏のThinker式近接覚センサの製品化に向けて山あり谷あり突き進むのみだ。#Thinker #大阪大学 #ロボット #センサー #スタートアップ #ピッキング https://t.co/f76Ftj68rW— 藤本 弘道@未来実装家✖️ロボット開発者 (@fujimo777) September 30, 2022
株式会社Thinkerについて
株式会社Thinkerは、2022年8月に設立されたばかりのスタートアップ企業です。
株式会社Thinkerの企業概要
【名称】株式会社Thinker
【所在地】大阪府大阪市中央区本町4丁目2−12 野村不動産御堂筋本町ビル 8F billage OSAKA内
【代表者】代表取締役兼CEO 藤本 弘道/Twitterアカウント
【設立】2022年8月12日
【公式サイト】準備中 ※取締役 小山佳祐氏公式サイト(https://kk-hs-sa.website/)
Thinkerが開発する近接覚センサーとは
「近接覚」は、視覚とも触覚とも異なるモノの認知方法で、見たり、触ったりせずに認知することから「人間にはない感覚」とされています。
Thinkerが開発する近接覚センサーは、対象物との距離と傾きを同時に計測する独自のセンシング技術により、死角部分を含めたモノの形状や鏡面・透明物質の認知を可能としたそうです。
※Thinker社の、動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画
独自の高速・高精度AI技術と組み合わせることで、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた現場に応じた臨機応変なピックアップが可能となるほか、ティーチング負担の軽減も促進するそうです。
今回の資金調達の目的と背景
今回の調達により、Thnker社では、半導体向けシリコンウエハーの搬送装置や透明部材のピッキングなどの用途でのロボットハンドへの実装を想定し、近接覚センサーの量産化を推進するとのこと。
加えて、今後予定しているサンプルの提供を通じて、さらなる用途開発に取り組み、より多くの作業現場への近接覚センサーの導入、普及に取り組んでいくそうです。