【資金調達】ロボットハンドを開発する株式会社Thinker(大阪市)が、2.3億円の資金調達を実施
目次
【資金調達】ロボットハンドを開発する株式会社Thinker(大阪市)が、2.3億円の資金調達を実施
ロボットハンドを開発する株式会社Thinker(大阪市)が、2.3億円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達は、第三者割当増資および日本政策金融公庫からの新型コロナ対策資本性劣後ローンによるものだそうです。
Thinkerが2.3億円の資金調達を実施 ~近接覚センサーで “指先で考えてつかむ” 次世代型ロボットハンドの開発を加速~
株式会社Thinkerについて
株式会社Thinkerの企業概要
株式会社Thinkerは、大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。
【名称】
株式会社Thinker
【所在地】
大阪府大阪市中央区本町4丁目2−12 野村不動産御堂筋本町ビル 8F billage OSAKA内
【代表者】
代表取締役兼CEO 藤本 弘道
【設立】
2022年8月12日
【公式サイト】
https://www.thinker-robotics.co.jp/
「近接覚センサーTK-01」の量産化を実現
株式会社Thinkerが量産化を実現した「近接覚センサーTK-01」は、カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できる唯一のセンサー。
これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができるそうです。
2022年9月にも資金調達を実施
株式会社Thinkerは、2022年9月にも資金調達を実施しています。
詳細はこちらの記事を参考にご覧ください。
2023年「J-Startup KANSAI」にも選出
また、株式会社Thinkerは2023年、関西の有望なスタートアップを地域ぐるみで支援する事業「J-Startup KANSAI」にも選出されました!
詳細はこちらの記事をご覧ください。
今回の資金調達の目的
今回の資金調達を通し、同社は近接覚センサーのさらなる用途開発に取り組むとともに、近接覚センサーと柔軟機構とを組み合わせることでばら積み部品などを“まさぐりながら、つかみにいく”ことのできる新たなロボットハンドの開発にも注力していくそうです。
またそれにともない、ショールームの整備やデモ機の拡充、営業人材の採用などにも積極的に取り組む予定とのことです。