【資金調達】二酸化炭素分離膜開発のスタートアップの株式会社OOYOO(京都市)が、シードラウンドで総額4億3000万円を調達
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【資金調達】二酸化炭素分離膜開発のスタートアップの株式会社OOYOO(京都市)が、シードラウンドで総額4億3000万円を調達
低コストの二酸化炭素分離膜を開発するスタートアップの株式会社OOYOO(京都市)が、シードラウンドで総額4億3000万円を調達しました。
今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先は京都大学イノベーションキャピタル株式会社等とのことです。
CO₂回収技術への資金調達でカーボンニュートラル社会の実現に貢献
株式会社OOYOOについて
企業情報
OOYOO社の膜技術とは
OOYOOの膜技術は、従来の膜技術に比べ、分離効率が大幅に向上している点が特徴です。
特に二酸化炭素(CO₂)の分離において、高い精度と高い透過速度を同時に実現しているそうです。
化石燃料を使用する発電所や製造業では、排出されるCO₂の回収が重要な課題となっていますが、このOOYOOの膜技術を導入することで、エネルギー消費を抑えつつ低コスト・省スペースでのCO₂の効率的な分離・回収が可能となるとのこと。
また、窒素や酸素の分離等様々な気体分離にも応用可能で、幅広いガス種に対応できる点で産業界の多様なニーズに応えていくことを目指しているそうです。
今回の資金調達の目的
今回の資金調達を通し、同社では実証試験機の開発ならびに将来的なスケールアップに向けた検討に着手するとのこと。
また、大企業とのパートナーシップを通じ、CO₂分離膜を搭載したモジュールの開発および提供を進め、2026年度までの市場投入も目指していくそうです。