【資金調達】元任天堂の起業家が代表のAlmaprism株式会社(京都市)が、1.5億円の資金調達を実施
目次
【資金調達】元任天堂の起業家が代表のAlmaprism株式会社(京都市)が、1.5億円の資金調達を実施
元任天堂の起業家、糟野 新一氏が代表のAlmaprism株式会社(京都市)が、1.5億円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先はリードインベスターであるSBIインベストメント株式会社に加え、京都キャピタルパートナーズ株式会社、株式会社京信ソーシャルキャピタルとのことです。
Almaprism株式会社について
企業情報
Almaprism株式会社のプロダクト
Almaprism株式会社では、ビデオゲーム技術を活用し、ADHD(注意欠如・多動症)治療における研究開発を行っています。
これまでに、ビデオゲームの開発技術を応用したデジタルタスクにおいて、ADHDの患児を含む33名の参加者を対象とした探索的研究を実施し、本タスクによってADHD症状に関連する複数の認知機能を短時間かつ同時に測定可能であることを明らかにしたそうです。
患児の行動データを多角的に解析することで、より包括的な認知機能の把握が可能となるとのこと。
同社では、遊びの中で自然に引き出される行動データを活用することで、従来の枠を越えた科学的アプローチが実現できると信じ、日々研究開発に取り組んでいます。
今回の資金調達の目的と背景
今回の資金調達を通じて実施する臨床試験では、本技術が医療機関および医師が直面する課題の解決に資するかを実証し、本邦における新たなプログラム医療機器としての承認取得を目指すとのこと。
さらに、現在治療を受けられていない、グレーゾーンの未診断児やそのご家庭にも届くよう、どこでも利用可能なコンシューマ向けアプリケーションの開発も計画しているそうです。
すべてのADHDに関わる医療現場・家庭に対して、適切な治療・支援が行き渡る社会の実現を目指していくとのことです。