非侵襲血糖値センサーの開発を行うライトタッチテクノロジー株式会社がシリーズAファイナルラウンドにて1億円の追加資金調達を実施

非侵襲血糖値センサーの開発を行うライトタッチテクノロジー株式会社がシリーズAファイナルラウンドにて1億円の追加資金調達を実施

非侵襲血糖値センサーの開発を行うライトタッチテクノロジー株式会社がシリーズAファイナルラウンドにて1億円の追加資金調達を実施しました。

引受先はMedVenture Partners株式会社が管理・運営する「MPI-2号投資事業有限責任組合」となります。

前回のプレシリーズAラウンドの調達とあわせて、2017年の創業以来の資金調達総額は補助金等を含めて約5億円を突破したとのことです。

非侵襲血糖値センサーの開発を行うライトタッチテクノロジー株式会社がシリーズAファイナルラウンドにて1億円の追加資金調達を実施

出典:ライトタッチテクノロジー株式会社公式サイト

 

ライトタッチテクノロジー株式会社について

ライトタッチテクノロジー株式会社は国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構発第1号ベンチャーとして、2017年に設立されました。

先端レーザー技術を駆使し、世界初の採血が不要な(非侵襲)血糖値センサーの開発を進めています。

ライトタッチテクノロジー株式会社の概要

【会社名】​ライトタッチテクノロジー株式会社

【代表取締役】山川 考一

【設立】2017年7月10日

【所在地】大阪府大阪市港区弁天1-2-1 大阪ベイタワーレジデンス2720

【資本金】2億4,446万円(資本準備金含む)

【事業内容】採血のいらない非侵襲血糖値センサーの開発・製造販売

【情報発信】企業の情報発信はFacebook(https://ja-jp.facebook.com/light.tt.co.jp)を利用されているようです。

出典:ライトタッチテクノロジー株式会社公式Facebook

 

代表の山川 考一氏は高出力レーザーの研究者

代表の山川 考一氏は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の高出力レーザー研究者とのことです。

SNSなどの情報発信はされていないようなのですが、大阪イノベーションハブにはインタビュー記事が、公式サイトには紹介動画が公開されています。

どのような思いで起業したのかなどがよく拝察できますので、ご覧になってみてください。

・山川 考一氏インタビュー(https://www.innovation-osaka.jp/ja/startup-ecosystem/founders/lighttouchtechnology/
出典:大阪イノベーションハブ公式サイト

・ライトタッチテクノロジー株式会社公式 紹介動画

 

非侵襲血糖値センサーとは

従来の糖尿病患者の多くは、1日4-5回、指などを針で穿刺する採血型自己血糖値センサーで血糖値を測定しなければならず、大きなストレスや痛みなどを抱えています。

その問題を解決するべく、ライトタッチテクノロジーでは従来光源(黒体放射)と比較して、約10億倍の明るさの高輝度赤外線レーザーの開発に成功し、精度の高い非侵襲血糖測定技術を世界で初めて確立しました。

その技術を用い、ライトタッチテクノロジーが開発する非侵襲血糖値センサーでは穿刺及び採血なしに約5秒で血糖値(血中グルコース濃度)を測定することが可能となったそうです。

出典:ライトタッチテクノロジー株式会社公式サイト

 

今回の資金調達の目的

今回調達した資金により、”非侵襲血糖値センサーの量産化に向けた試作器の開発に用いて、臨床試験、薬事承認に向けた展開を加速させます。”とのことです。

 

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糖尿病患者は世界で4億人を超えており、この非侵襲血糖値センサーを待ち望んでいる患者さんは大勢いらっしゃると思います。

実際にライトタッチテクノロジー社は日本だけでなくアメリカなどでも賞を受賞しているということもあり、ライトタッチテクノロジー社もグローバル展開も視野に入れているのではないでしょうか。

今後の展開に期待したいですね。