風を3次元に可視化するドップラーライダー「Wind Guardian」を開発するメトロウェザー株式会社が、総額約7億円の資金調達を実施
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風を3次元に可視化するドップラーライダー「Wind Guardian」を開発するメトロウェザー株式会社が、総額約7億円の資金調達を実施
風を3次元に可視化するドップラーライダー「Wind Guardian」を開発するメトロウェザー株式会社が、シリーズAラウンドにおいて総額 約7億円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達は既存株主であるリアルテックファンド、DRONE FUND 及び 新たにグローバル・ブレインが運営するCVCファンドをはじめとした、VC及び事業会社 計12社を引受先とした 第三者割当増資等によるものだそうです。
『ドップラー・ライダー』により「風」の課題を解決するメトロウェザー、シリーズAラウンドで7億円の資金調達を実施 https://t.co/ZOJpWyjtEN pic.twitter.com/84ofLaEYJM
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) April 11, 2022
メトロウェザー株式会社について
メトロウェザー株式会社は、2015年に設立された京大発スタートアップ企業です。
風を3次元に可視化する 小型・高性能ドップラー・ライダー・システムを開発しています。
メトロウェザー株式会社の企業概要
【社名】メトロウェザー株式会社
【住所】京都府宇治市大久保町西ノ端1-25 宇治ベンチャー企業育成工場6号
【代表】古本 淳一
【設立日】2015年5月13日
【資本金】140,290千円(資本準備金含まず)
【事業内容】
・リモートセンシング技術を応用した大気計測装置の開発・製作・販売
・気象情報とIoTを組み合わせたマーケティングおよびソリューションの提供
・気象観測および予測データ、防災オペレーション支援情報の提供
【公式サイト】https://www.metroweather.jp/
出典: メトロウェザー株式会社公式サイト
メトロウェザー株式会社は、J-startup KANSAI選出企業
メトロウェザー株式会社は、関西の有望なスタートアップを地域ぐるみで支援する事業「J-Startup KANSAI」の対象企業として選定されています。
J-startup KANSAIについてはこちらの記事も参考にご覧ください。
「Wind Guardian」/「Wind Foresight」について
メトロウェザー社では、ドップラー・ライダー「Wind Guardian」の開発・販売、及びそこで得られたデータ提供を行う「Wind Foresight」の提供を行っています。
「Wind Guardian」とは
「Wind Guardian」は、赤外線を用いて風に舞った大気中の塵や微粒子を散乱体として反射光を受信し、ドップラー効果を利用した解析を実行することで、風況をリアルタイム・3次元に把握・可視化するドップラー・ライダーです。
「Wind Guardian」により都市の風況=空のインフラをリアルタイムに可視化し、風況を実測するだけでなく予測する事でドローンをはじめとするエアモビリティの安全に必要不可欠な風況インフラの構築を実現します。
出典: メトロウェザー株式会社公式サイト
「Wind Foresight」とは
「Wind Foresight」は、ドップラー・ライダーで得られる風の情報を初期値にした高精細な気象予測シミュレーションにより精度の高い風況予測情報をリアルタイムに提供するものです。
独自のセンシング技術と信号処理技術により、空の環境をより正確に予測。安全で快適なインフラ環境の構築を支えます。
「Wind Foresight」については、2022年6月にα版サービスを提供開始するそうです。
出典: メトロウェザー株式会社公式サイト
今回の資金調達の目的と背景
今回の資金調達により、国内のみならず海外展開を視野に入れた組織体制の構築と、さらなる事業展開を加速させていくとのこと。
レベル4飛行の大きなハードルとなっている「高度な安全性の確保」を達成し、ドローン前提社会における必須のインフラとなることを目指すそうです。
さらに、独自の気象予測シミュレーションを組み合わせることで、都市防災・風力発電・航空・海運・鉄道領域等、ドローン関連のみならず弊社技術に関連する幅広い分野の市場への参入を進めていくそうです。