制御性T細胞を用いた免疫療法を開発するレグセル株式会社が、シリーズCラウンドとなる総額約5.5億円の資金調達を実施
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制御性T細胞を用いた免疫療法を開発するレグセル株式会社が、シリーズCラウンドとなる総額約5.5億円の資金調達を実施
制御性T細胞を用いた革新的な免疫療法を開発するレグセル株式会社が、シリーズCラウンドとなる総額約5.5億円の資金調達を実施しました。
資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先は株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズおよび大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社とのことです。
制御性T細胞を用いた革新的な免疫療法を開発するレグセル株式会社が、総額約5.5億円の資金調達を実施
レグセル株式会社について
レグセル株式会社は、制御性T細胞の活用による新たな医療の展開を目指し、2016年に設立されたスタートアップ企業です。
レグセル株式会社の企業概要
【企業名】レグセル株式会社
【設立】2016年1月
【所在地】大阪府吹田市山田丘3-1 大阪大学 微生物病研究所 北館1階
【代表】代表取締役 半田恭彦、坂口教子
【資本金】6億9895万円
【事業内容】制御性T細胞療法の開発
【提携先大学】大阪大学、京都大学
【公式サイト】https://regcell.jp/
制御性T細胞(Treg細胞)を用いた免疫療法とは
制御性T細胞(以下、Treg細胞)は免疫抑制機能に特化したリンパ球です。
特定の抗原を認識する制御性T細胞の量的増加、抑制機能強化で、リウマチ等の自己免疫疾患の治療、アレルギーの緩和、移植臓器拒絶の抑制、骨髄移植に伴う移植片対宿主反応の抑制等々が可能です。
また、また制御性T細胞の量的減少、抑制能の弱化を図り、がん細胞や病原微生物に対する免疫応答を強化できます。
レグセル株式会社は、制御性T細胞(Treg細胞)を用いた免疫反応の抑制法、増強法の双方を手に、世界の人々の健康に寄与していくことを目指しているそうです。
今回の資金調達の目的と背景
今回調達した資金は、Treg細胞を活用した免疫療法の研究開発の費用に充当し、早期治験着手に向けた取り組みを加速するほか、本研究開発を実現するための人材採用等に充てる予定とのこと。
国内外の一人でも多くの患者様に副作用がなく安心して受けられる免疫療法を早期にお届けできるよう、一層スピード感をもち取り組んでいくそうです。