【資金調達】在庫分析クラウドシステム「FULL KAITEN」を開発するフルカイテン株式会社(大阪市)が、2億円の資金調達を実施
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【資金調達】在庫分析クラウドシステム「FULL KAITEN」を開発するフルカイテン株式会社(大阪市)が、2億円の資金調達を実施
在庫分析クラウドシステム『FULL KAITEN』を開発するフルカイテン株式会社が、新株予約権付融資によって2億円の資金調達を実施しました。
今回の調達は2021年6月に実施したジャフコ グループ株式会社を引受先とする第三者割当増資(5億円)のエクステンションラウンドの位置づけであり、同社のシリーズBの資金調達は合計7億円で終了したとのことです。
フルカイテンの計7億円のシリーズB資金調達が完了しました!
在庫分析クラウドFULL KAITENのプロダクト開発は2022年、新たなステージに入ります^^https://t.co/1qWpUQtvKC#新生銀行#フルカイテン#新株予約権付ローン— FULL KAITEN【公式】 (@fullkaiten) January 6, 2022
「FULL KAITEN」を開発するフルカイテン株式会社とは
フルカイテン株式会社は、「世界の大量廃棄問題を解決する」をミッションとし、在庫の効率を上げる在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を開発するスタートアップ。2012年5月に設立されました。
フルカイテン株式会社の概要
【社名】フルカイテン株式会社
【代表者】 代表取締役CEO 瀬川直寛
【事業内容】 売上・粗利・キャッシュフローを最大化する在庫分析SaaS「FULL KAITEN」の開発・提供
【設立】 2012年5月7日
【資本金】 4億2154万円
フルカイテン株式会社の代表取締役は瀬川直寛氏
フルカイテン株式会社の代表取締役は瀬川直寛氏です。
瀬川氏はフルカイテン株式会社の前はベビー服の小売事業を6年半展開しており、そこで在庫管理の重要さを痛感した経験から、株式会社フルカイテンを立ち上げられたとのことです。
瀬川氏はベビー服事業で三度の倒産の危機を乗り越えたという経験もあり、フルカイテン起業への熱い想いが公式サイトの代表挨拶に記されています。
何を目指していきたいか、どのような企業にしていきたいかがよく分かります。
また、瀬川氏のお人柄や人となりもよく分かる挨拶となっておりますので、ぜひご覧になってみてください。
Twitterも更新されているようです。
午前は目的地と現在地の確認
午後はチームビルディング
良いチームになってきた!
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フルカイテンとフルカイテンのみんなが大好き!フルカイテンに入って本当によかった。これからもよろしくです!!!All Hands(全社)ミーティングレポ by @fullkaiten_ami #ココロオドル瞬間 https://t.co/eKF23lkGnK— 瀬川直寛(フルカイテン代表取締役) (@FkSegawa) December 25, 2021
在庫分析クラウドシステム「FULL KAITEN」について
「FULL KAITEN」は、小売業の在庫運用効率を上げ、売上・粗利・キャッシュフローを最大化する革新的なSaaSです。
「FULL KAITEN」の基本機能
「FULL KAITEN」の基本機能は3つ。
①クオリティ分析
EC含む店舗在庫の質を可視化し、プロパー消化率アップ、値引き抑制、キャッシュサイクル改善のために販促すべき商品を一覧表示する機能
②単価分析
EC含む店舗売上の特徴を可視化し、客単価アップ、粗利単価アップのために販促すべき商品を一覧表示する機能
③中央倉庫分析
倉庫在庫の質を可視化し、プロパー消化率アップ、値引き抑制、キャッシュサイクル改善のために店舗に送るべき商品を一覧表示する機能
上記のような機能が搭載されており、在庫の運用効率を上げ、売上・粗利・キャッシュフローを最大化できるようにサポートしてくれるとのことです。
「FULL KAITEN」は「第2回ファッションECアワード」を受賞
「FULL KAITEN」は、繊研新聞社が主催する「第2回ファッションECアワード」において、ECサイトの販売増と運営効率化を支援する優秀なツールに贈られる「サポート賞」を2019年に受賞しました。
FULL KAITENが「第2回ファッションECアワード」受賞
現在ではオンワード樫山やパルグループホールディングス、アシックスジャパンや楽天市場ショップオブザイヤー受賞店舗など、中小から大手まで多くの小売企業(EC及び実店舗)への導入が進んでいるとのことです。
今回の資金調達の目的
今回の資金調達の目的は、下記のように発表されています。
2022年はFULL KAITENを導入する小売企業を大きく延ばすことで、「在庫分析ツール」の市場でシェアを一気呵成に獲得します。
そして2023年からは、世界の大量廃棄問題の解決に向けた第2のフェーズに事業が入っていく計画です。
具体的には、サプライチェーンの川下に位置する小売だけでなく、川中(卸売、商社、メーカー)へ遡って余剰在庫の問題を解決できるよう、サプライチェーンの川下と川中に散在する販売・生産・在庫に関するデータを集約するためのプロダクト開発を本格化させます。
このため、プロダクト開発と採用強化に向けた投資の原資として、シリーズBラウンドの資金調達を2021年に実施してきました。
そしてこの度、エクステンションラウンドとして新生銀行による2億円の新株予約権付融資が完了しました。
「FULL KAITEN」は、瀬川氏が三度の倒産危機を乗り越えたからこそ分かる、本当に企業が使いやすく、そして企業のためになるサービスのようですね。
また、瀬川氏のお人柄や想いもとても胸に響くものがあり、今後ますます発展していく企業なのではないかなと思います。
これからも応援していきたいと思います!