【注目スタートアップ】大阪大学発のマイクロ波化学株式会社（吹田市）が、「日本スタートアップ大賞2023」で大学発スタートアップ賞を受賞

【注目スタートアップ】大阪大学発スタートアップのマイクロ波化学株式会社（吹田市）が、「日本スタートアップ大賞2023」で大学発スタートアップ賞を受賞

大阪大学発スタートアップのマイクロ波化学株式会社（吹田市）が、「日本スタートアップ大賞2023」で大学発スタートアップ賞（文部科学大臣賞）を受賞しました。

日本スタートアップ大賞は、若者などのロールモデルとなるようなインパクトのある新事業を展開するスタートアップを政府として称えるものです。

日本スタートアップ大賞2023受賞企業は、下記の通りです。

マイクロ波化学株式会社は、2007年に設立された大阪大学発スタートアップです。

エネルギー・環境分野でのビジネスを考えていた三井物産株式会社出身の吉野氏と、研究シーズを世の中に出していきたいと模索をしていた当時大阪大学准教授であった塚原が出会い、まずは「やってみなければわからない」と起業したそうです。

【企業名】
マイクロ波化学株式会社（英文名 Microwave Chemical Co., Ltd.）

【所在地】
大阪府吹田市山田丘2-1　フォトニクスセンター5階

【設立】
2007年8月15日

【代表】
代表者　吉野巌（慶應義塾大学卒）

【社員数】
59名（うち博士号取得者13名 2022年12月1日時点）

【事業内容】
マイクロ波化学技術プラットフォームを活用した研究開発からエンジニアリングまでのソリューション提供

【公式サイト】
https://mwcc.jp/

マイクロ波は、従来の製造プロセスでは、エネルギーを「外部から」「間接的に」「全体に」伝えます。

一方で、マイクロ波は「内部から」「直接的に」「ターゲットした物質に」伝える真逆のエネルギー伝達手段といえます。

この特性を活かすことで、急速な加熱が可能になり、温度ムラがなくなり、省エネ効果が得られるのです。

マイクロ波法は、加熱工程だけでなく乾燥工程など、化学産業全般に効果をもたらすことができる技術だそうです。

この技術を活かし、同社ではこれまで製造することができなかった新しい素材や高品質材料の開発、そして「省エネ」「高効率」「コンパクト」な製造プロセスを実現するそうです。

30代ワーママです。
早大卒業後、金融業界やWeb業界を経験。
結婚・出産を経て現在は会社員兼ライターです。
起業に興味があり、スタートアップニュースに注目しています。
自身も育児が落ち着いたら、起業に向けて動き出したいと考えています。
登山・自然好き