オンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」を提供する株式会社CompassがシリーズAで2億円の資金調達を実施
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オンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」を提供する株式会社CompassがシリーズAで2億円の資金調達を実施
株式会社Compassは、はたらくFUNDとマネックスベンチャーズ株式会社、田中邦裕氏を引受先とした第三者割当増資により、2億円の資金調達を完了したことを発表しました。
オンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」を提供する株式会社CompassがシリーズAで2億円の資金調達を実施
うおお!おめでとうございます!🙌
「ワーキングプアを無くす」オンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」を提供する株式会社CompassがシリーズAで2億円の資金調達を実施 https://t.co/r40gCSays3 @PRTIMES_JPより
— ふくちゃん (@yuki3711) October 18, 2021
株式会社Compassとは
株式会社Compassは「誰もが夢をみられる世界へ」というコンセプトを掲げ、「日本からワーキングプアを無くす」というミッションに挑戦している神戸発のスタートアップです。
国家資格を持ったキャリアコンサルタントのみが対応する相談サービス「CHOICE!」や、相談機能を備えたママ向けデジタル母子手帳「Mother Helper」を提供。神戸市のアクセラレーションプログラム「KOBE Global Startup Gateway 4期」および「500 Startups Kobe Accelerator 2nd Batch」採択企業。
株式会社CompassはLINEを使って低所得者向けの転職相談に応じるサービスを提供してきましたが、その取り組みが、コロナ禍でオンライン実施が必要となった自治体の就職氷河期世代への就労支援と合致し、京都市・神戸市・宝塚市など様々な自治体からの委託を受けることができるようにもなったそうです。
出典:株式会社Compassプレスリリース、株式会社Compass公式サイト
今回の資金調達の目的と背景
今回の資金調達の目的と背景としては
AIマッチング機能強化など開発体制の強化を行うとともに、営業マーケティングチームを強化することで、市場拡大に向けた自治体連携と企業開拓のフォロー体制を整えます。
「キャリアカウンセリング」のプラットフォームとテクノロジーを通じて、「就労支援」「定着支援」の効率化を同時に高めていくことで、中低所得層やジョブホッパーへの採用偏見が無くなり、安定就労を増やす、社会的インパクトの創出を目指します。
と発表されています。
新型コロナウイルスの影響で就業・転職機会が減少する一方でオンラインキャリア相談が増加しており、より多くのキャリア相談の機会と、ミスマッチの少ない就業機会を作ることに注力するようですね。
株式会社Compass 代表取締役 大津 愛氏のコメントとしては
今回集まった資金によって、低所得に悩む方はもちろん、キャリアに課題を抱える人々のために、無料相談サービスをIT技術とともに提供し、キャリアミスマッチングを無くすAI開発を進め、登録企業様とともに労働市場の課題を解決してまいります。
とのことです。
株式会社Compassへの期待の声
株式会社Compassへの期待の声として、引受先からのコメントが発表されているのでご紹介します。
日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合「はたらくFUND」 ディレクター 加藤 有也氏
Compassは、全国の自治体や求人企業との協働を通じ、低所得状態から独力で脱すること困難となりつつある日本社会において求職者の年収の向上や安定的な活盤の確保に繋がる実績をあげています。
私たちは、行政による就労支援および低所得者層向け人材紹介市場に今後の成長が期待できることに加え、当社事業がもたらすこうした社会的な効果の大きさ着目し、出資させて頂きました。
マネックスベンチャーズ株式会社 代表取締役 和田 誠一郎氏
約1年前の前回ラウンドに続き、追加出資させていただきました。神戸市をはじめとする多くの自治体との連携が進み、事業が進捗したことをとても嬉しく思います。今回ラウンドより新たに株主として参画いただく「はたらくFUND」とともに、社会的インパクトの創出とそのインパクトの測定に着手し、社会課題の解決と経済的リターンの両立を実現すべく、事業を成長させるために全力で取り組む所存です。
株式会社Compassの取り組みに、さまざまな企業が賛同し、支援しています。
一般的な就業支援だけではなく、低所得に悩む方はもちろん、キャリアに課題を抱える方々に焦点を当てて支援している点はとても素晴らしいと感じます。
今後大きく成長していきそうな企業ですね。注目して応援していきたいと思います!