【資金調達】世界初「歯の再生治療薬」の実用化を目指すトレジェムバイオファーマ株式会社(京都市)が、約8.5億円を調達!

【資金調達】世界初「歯の再生治療薬」の実用化を目指すトレジェムバイオファーマ株式会社(京都市)が、約8.5億円を調達!

京都大学発のスタートアップ、トレジェムバイオファーマ株式会社(本社:京都市)が、PreシリーズCラウンドにて約8.5億円の資金調達を実施しました。

これにより、累計調達額は46億円以上(エクイティ約26億円+補助金等約20億円)に達しています。

今回の調達により、世界初を目指す歯の再生治療薬の臨床開発が、大きく前進していきそうです!

 

PreシリーズCラウンドで約8.5億円を調達

出典:トレジェムバイオファーマ株式会社 公式サイト

 

トレジェムバイオファーマ株式会社について

企業情報

【会社紹介】トレジェムバイオファーマ株式会社 (代表:喜早 ほのか)

 

世界初「歯の再生治療」とは

トレジェム社は、京都大学の髙橋克准教授(現・北野病院歯科口腔外科主任部長)らの研究成果を基に、「抗体製剤(注射薬)による自己歯の再生」という、インプラントや義歯に代わる根治的な治療法を目指しています。

鍵を握る「USAG-1」分子

研究により、歯の発生を阻害する分子「USAG-1」を特定。この働きを中和抗体で抑えることで、欠損した歯を歯槽骨と共に回復させることに成功しました(モデル動物での実証済み)。

最初のターゲットは「先天性無歯症」

最初に実用化を目指すのは、生まれつき歯の本数が少ない「先天性無歯症」です。

  • 現状の課題: 成長期の子供にはインプラントが適用できず、成人まで治療を待つしかない。

  • 解決策: 薬によって自己歯を再生させることで、子供の成長・栄養確保を支援し、QOL(生活の質)を劇的に改善します。

今後の展望:第3の歯(第三生歯)への期待

将来的には、先天性疾患だけでなく、加齢や病気で歯を失った高齢者のための「第三生歯(乳歯・永久歯に続く第3の歯)」の発生も視野に入れているとのこと。

これにより、オーラルフレイル(お口の衰え)の改善を通じた健康寿命の延伸が期待されています。

出典:トレジェムバイオファーマ株式会社 公式サイト

 

今回の資金調達の目的

今回の資金調達の主な使途は、

  • リードパイプライン「TRG035(ヒト化抗USAG-1抗体)」の国内第2相臨床試験
  • 米国を中心とした海外での臨床試験準備・実施
  • 研究開発体制の強化および人材拡充

を中心に活用していくそうです。