植物工場スタートアップの株式会社スプレッドが、国内フードテックとして過去最高額となる総額40億円の資金調達を実施
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植物工場スタートアップの株式会社スプレッドが、国内フードテックとして過去最高額となる総額40億円の資金調達を実施
株式会社スプレッドは、シリーズAラウンドにおいて、総額40億円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達は事業会社およびエンジェル投資家からの第三者割当増資によるものとのこと。
また、総額40億円の資金調達は、国内フードテック業界の資金調達ラウンドにおいて、一度に調達した金額としては過去最大となるそうです。
スプレッドは、総額40億円の資金調達を実施。国内 #フードテック 業界において、一度に調達した金額としては過去最大になります。既存の #レタス に加えて、#いちご や #代替肉 の研究開発を進め、フードインフラとして事業拡大を加速して参ります。
▽詳細はこちらhttps://t.co/kggXuKNFii pic.twitter.com/kwYyDXKruj— 株式会社スプレッド / Spread Co., Ltd. (@spread_ag) August 2, 2022
株式会社スプレッドについて
株式会社スプレッドは、京都発の植物工場スタートアップです。
株式会社スプレッドの企業概要
【会社名】株式会社スプレッド/Spread Co., Ltd.
【所在地】京都府京都市下京区中堂寺粟田町90番地 KRP8号館
【設立】2006年1月5日
【代表取締役社長】稲田 信二
【資本金】8,740万円
【事業内容】人工光型植物工場の開発と運営、植物工場野菜の販売
【公式サイト】https://spread.co.jp/
実現困難と言われていた植物工場単体での黒字化を達成
株式会社スプレッドでは、2007年に京都府亀岡市において当時世界最大規模の日産21,000株のレタスを生産する植物工場「亀岡プラント」を建設。6年間もの試行錯誤を繰り返し、独自の栽培・生産管理技術を確立しました。
2013年には大規模植物工場では困難と言われた黒字化を達成しています。
外部環境に影響されない外部と遮断した屋内で、照明などの人工的な光源を使って育てることで、安定生産を実現しました。
京都生まれのサステナブル野菜『ベジタス』が人気
『ベジタス』は、「サステナブルなベジタブル」というコンセプトのもと、環境にも配慮した栽培方法でつくられています。
露地野菜と比べ水使用量を約1/100まで低減すると同時に、約90%という高い出荷歩留まりで食品ロスを削減。
商品単体でも外葉も食べられるので可食部が約90%と家庭での食品ロスも少ないのも特徴とのこと。
全国の約4,500店舗のスーパーで販売され、累計約9,000万食の販売実績を誇るそうです。
今回の資金調達の目的と背景
株式会社スプレッドでは、2030年までに国内において日産100トンの供給体制の構築を目標に掲げているそうです。
また、更なる将来的な食料需要に応えるため、いちごなどの果菜類や代替肉などレタス以外の幅広い食物の栽培技術開発により積極的に取り組むと同時に、海外事業の開発も進め世界中の地域においしくて安全なフードインフラの提供を目指していくそうです。