官民によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」第3次選定で選ばれた企業を発表!
官民によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」第3次選定で選ばれた企業を発表!
経済産業省は、このたび50社の新たなスタートアップをJ-Startup企業として 選定しました。
関西圏における新たな追加選定企業は、下記の6社です。
(医療/ライフサイエンス)
・iHeart Japan 株式会社
・株式会社 糖鎖工学研究所
(ロボット/モビリティ/宇宙)
・株式会社 Space Power Technologies
・メトロウェザー株式会社
(DX/サービス/プラットフォーム)
・株式会社アロマジョイン
(環境/エネルギー/社会)
・京都フュージョニアリング株式会社
選定されたJ-Startup企業は、海外展開支援などの政府施策や民間サポーターの成長支援を活用しやすくなります。
官民によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」第3次選定で選ばれた企業を発表!
グローバルで戦えるスタートアップを生み出す「J-Startup」第三次の50社が発表されました😍
私も推薦人を務めさせていただきとても光栄です。錚々たるスタートアップが選ばれていて、5年後10年後の日本のインフラになっているの楽しみです。https://t.co/0xR6n444y8 pic.twitter.com/Uhv21tUmwF— MARIKO YAZAWA/ Venture Capitalist in Japan (@aircom) October 21, 2021
出典:経済産業省公式サイト
J-Startupとは
J-Startupとは、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラムで、2018年より選定が開始されました。
実績あるベンチャーキャピタリストや大企業の新事業担当者等の外部有識者からの推薦に基づき、潜在力のある企業を選定します。
第1次となる2018年は92社、第2次となる2019年は49社、第3次となる2021年は50社の選定となりました。
選定された企業には支援するコミュニティを構築され、民間支援機関・NEDO・JETRO・METIによる事務局が中心となり、「J-Startup企業」とサポーター、政府機関を結びつけ、タイムリーかつスピーディな支援を実現します。
具体的には、海外・国内大規模イベントへの出展支援、海外現地支援、研究開発支援、規制改革対応、入札機会拡大、民間との連携支援などの取り組みへの支援がされていくとのことです。
第3次選定で選ばれた関西のスタートアップ企業
第3次選定で選ばれた関西のスタートアップ企業は、6社あり、それぞれの企業の事業内容は下記の通りです。
・iHeart Japan 株式会社(http://www.iheartjapan.jp/)…iPS細胞を使った再生医療製品を開発
・株式会社 糖鎖工学研究所(https://www.glytech.jp/)…糖鎖の大量製造が可能とした化学合成による糖鎖修飾医薬品開発など
・株式会社 Space Power Technologies(https://spacepowertech.com/)…日本初の「空間伝送型ワイヤレス電力伝送(WPT)」を手がけるスタートアップ
・メトロウェザー株式会社(https://www.metroweather.jp/)…大気中の微粒子の微細な動きから、数十km先の風向や風速に測定する高性能ドップラー・ライダーを開発する京都大学発ベンチャー
・株式会社アロマジョイン(https://aromajoin.com/ja)…映像や音響と連動して、香りの高速切り替え提示が可能な香り制御装置「アロマシューター」の開発・製造
・京都フュージョニアリング株式会社(https://kyotofusioneering.com/)…京都大学発の核融合スタートアップ
この中でも株式会社 Space Power Technologies、メトロウェザー株式会社、京都フュージョニアリング株式会社はJ-Startup KANSAIにも選定されており、注目度の高さがうかがえますね。
(J-Startup KANSAIの記事はこちらから)
世界で戦い、勝てる企業を作る
日本では約1.5万社のスタートアップが日々新しい挑戦をしていますが、グローバルで活躍する企業はまだ一部とのこと。
J-Startup企業の選定を通して、民間の目利き力で選ばれた企業を官民で集中支援し、スタートアップの成功モデルを創出。
ここで生まれた成功企業がスタートアップの地位を高め、日本のスタートアップ・エコシステムをさらに強くしていくことを大きな目標としているそうです。
J-Startupに選定されるのは日本に約1.5万社あるスタートアップのうちごく一部ということで、どの企業もレベルが高く、世界に挑戦するのに十分な力があると感じます。
どのスタートアップにもそれぞれのミッションやバリューがあり、世界的な成功だけがすべてのスタートアップの目指すところではないかもしれませんが、名を知られることでどんどんサービスや商品が広まっていくことは素晴らしいことですよね。
J-Startupは今後も続いていくプロジェクトだと思いますので、引き続き注目していきたいと思います!