起業家養成プログラム「OSAP」とは?出身者や応募条件などを詳しく解説!
目次
OSAPの概要
OSAP(OIH Seed Acceleration Program)は、創業前後(シード期)のスタートアップ企業が、起業経験者等からのアドバイスや、大企業・ベンチャーキャピタル等との連携により、事業化の加速(アクセラレーション)をめざす取組みです。
世界に通用するイノベーションを関西から生み出すため、グローバル展開をめざすスタートアップ企業等と、投資家や大企業等とが出会う場を提供しています。
プログラムは例年6月と11月の年2回開催されています(年によって変動あり)
出典:OSAP公式サイト
OSAPのプログラム内容
OSAPの主なプログラム内容は、下記の通りです。
- 運営受託者によるアクセラレーション実施
- 本プログラムのメンター陣による個別面談
- 研修・ワークショップ
- デモデイの実施
それぞれ解説します。
運営受託者によるアクセラレーション実施
運営受託者によるアクセラレーションとして、事業・KPIのディスカッションや進捗の共有、連携先大企業・ベンチャーキャピタル等とのコーディネート支援などを週1回個別に実施します。
プログラムのメンター陣による個別面談
大企業、メディア、先輩起業家、ベンチャーキャピタル(VC)、自治体担当者などで構成された約100名の熱いメンターによる個別面談が実施されます。具体的には下記のようなアドバイスをいただけるとのことです。
■メンター陣 | |
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大企業メンター | 経営アドバイスと事業提携の検討を行います。顧客ニーズや、大企業との事業提携可能性をディスカッションする場をご提供いただきます。 |
ベンチャーキャピタルメンター | 経営アドバイスと投資検討を行います。投資家視点からのディスカッションの場をご提供いただきます。 |
メディアメンター | メディア戦略検討やメディアに取り上げられるためのアドバイスをディスカッションする場をご提供いただきます。 |
先輩起業家・専門家 | 上場プロセスや資本政策、知財、法務、人材採用、組織構築といった観点で、上場を経験した先輩起業家や専門家による勉強会をご提供いただきます。 |
メンターは下記をはじめ、そうそうたる顔ぶれの方々です。
研修・ワークショップ
運営受託者、メンター及び他の外部支援者による研修やワークショップを行います。
デモデイの実施
プログラム終盤に、プログラム受講者がベンチャーキャピタルや大企業向けにビジネスモデルやサービス内容を説明し、投資や事業提携の実施等を訴求するデモデイを実施します。
【参考】第12期の主なプログラムスケジュール
参考までに、2021年11月度より開催されている第12期の主なプログラムスケジュールを掲載します。
出典:OSAP公式サイト
OSAPの参加スタートアップ企業募集概要
2021年11月度より開催されている第12期のOSAP参加スタートアップ企業の募集概要は、下記の通りでした。
今後もスケジュール感に大幅な変更はないと思われますので、参考にご覧ください。
応募資格
下記要件の(1)かつ(2)であること
(1)創業前から創業5年程度で、売上高が概ね5,000万円以内の企業※(創業前含む)
(2)本プログラム実施期間(令和3年12月1日から令和4年3月11日)に、他のハンズオン支援又はアクセラレーションプログラムへ参加予定のない会社(創業前含む)
※ 大阪市外の企業(創業前も含む)も応募可能です。産業分野の制約もありません。
審査スケジュール
出典:OSAP公式サイト
過去にOSAPに参加したスタートアップ企業の実績
OSAPに参加した企業(第1期~10期)合わせて総額99億円以上の資金調達を行った実績があります。(2021年2月末時点)
最近ではシリーズAで2億円の資金調達を実施した株式会社Compassさん
プレシリーズAラウンドで総額3億円の資金調達を実施した株式会社データグリッドさん
レートシード資金調達を完了した株式会社AZOOさん
などがいらっしゃいます。
そのほかにも、J-startup KANSAIに選定されている株式会社アロマジョインさんなど、大きな結果を残されていますね。
出典:OSAP公式サイト
メンターからの熱い支援や運営受託者によるアクセラレーション、研修やワークショップなどの手厚いサポートはスタートアップ企業にとってとても心強いものとなると思います。
2021年の募集に関してはすでに終了していますが、今後の募集についても随時お知らせしていきたいと思います!